【根本が】英語教育をまた繰り下げるらしいですが【わかってない】

そもそも日本人が英語話せないのは、勉強不足よりも環境の問題の方が多いという話。

いくら教育の時期を小学5年から3年に繰り下げても、文法と語彙を重視しすぎる今の教育方法では、お偉いさんの好きな「グローバルなコミュニケーション能力(笑)」なんて身につくわけがない。

海外の学校じゃ確かに文法や語彙を授業で重点的に行うのかもしれませんが、それはあくまでも私生活として英語を話していて、それを洗練させることを目的としてやっているわけです。
要は日本人が敬語を授業で教わるようなものです。

敬語だって日本語をしゃべれて初めて手を出すようなものなのですから、カタコトですら英語もろくに喋れん日本人がいきなり文法やら語彙の正確性を教わったところで何の役にも立たんのですよ。役に立つとしたらそれは英語を自力で話せるようになった時であって、それは学校で勉強をした先の先の先の、ヘタをすれば一生こないタイミングなわけです。

つまり、今の(というより昔からずっと)教育機関が勘違いしていることは、英語のコミュニケーション能力を身につけさせるために文法や語彙を教えるのではなくて、英語のコミュニケーション能力が身についてから文法や語彙をようやく教えるべきだということです。


そのために必要なのは、今のつまらない定型的な翻訳をさせるだけの授業ではなく、簡単な英語を多く読ませ、聞かせ、話させ、書かせることによる、英語を使う環境を作り上げることだと考えます。
例を挙げれば、今小学校で行われているという外国人講師による半ば遊びのような授業です。あれをもっと頻繁に、日常的に行えば、コミュニケーション能力は身につくように思います。ただし、中学校以降も同様の授業をやるという前提で、ですが。
ゲームだって勉強だってなんだって、やらなきゃ衰えるものです。必要なのは短い期間での集中的な知識講習ではなく、長期的な実践講習だと考えます。

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ちなみに多読してただけで1年間でTOEICの点数が120点上がりました(465→585)。TOEIC集中講座を受けなかったお陰で、これが今の地力だと確信できるのがとても嬉しい。
テスト前に必死で勉強して600とかとるやつざまぁ。