数学と公式――嫌いな理由?――

どうも、数学が嫌いという方の意見を見ると、

・公式が覚えられないから
・成績が悪いから
・やる理由が分からないから
・日常で使えないから
・式が暗号のように見えるから
・決まったとおりに解かないといけないから
・解き方を暗記する作業が嫌い
・数字が苦手
・正しい答えが決まっていてそこから発展する要素がないから
・計算が遅いから
etc...

と、どうも全体的に公式が嫌いな方が多いようです。
でもそれって「数学が苦手」な理由じゃないんですよね実は。


まあ、どういうことかというと、単刀直入に言えば「数学をやるのに公式なんていらない」から、です。
故に、嫌いな公式なんて覚える必要もない。定理さえ知っていればどんな問題でも解けます。
公式はそこへたどり着くための「どこでもドア」でしかないんです。

それに「数学には答えがひとつだけしかない」というのも、間違いです。答えは無数にあったりします。流石に例を挙げたらキリがないので書きませんがww

数学をやるのに暗記なんていらないんです。必要なのは少しの頭の回転ぐらいのもの。
むしろ僕は暗記が必要ないから数学が好きなんです。考えるだけで答えが出る教科でもありますから数学は。


日常で数学が使えない、なんてのは公式しか知らないから起きる自体だと思います。実際の日常にはそこらじゅうに数学が隠れてますし、いくらでも利用することができます。


計算が遅いから嫌い……? 学校じゃあそうかもしれませんが、日常なら電卓使えばいい話です。別に数学に電卓使っちゃいけないなんて話はない。ただ、基礎的な問題は計算しかやることがないから電卓が使えないだけ。


数学で使う暗号が嫌いなら、日本語や○、□に書き換えてしまいましょう。別に数学をやる上で記号なんてものは統一さえされていればどんな文字でも構わないわけです。
○や□を使ったらきっと公式がパズルみたいに見えてくるでしょうねwwww


数字が苦手な人は……よく今まで生きてこれましたね(皮肉)。この数字が支配している世の中で数字を見たくないなんて言ってたら、農村で自給自足でもしないとやっていけないかもしれませんww


答えを出したらそこから発展しない、という方は、出た答えの「意味」を考えてみましょう。問題の意味と、答えの意味を実際の生活に置き換えたり、法則性を見つけたりするのはそれなりに面白いものです。


成績が悪いから嫌いと言う人……それは、数学が嫌いという理由というよりも、数学が嫌いだから言える言葉だと思います。
成績が悪くても、数学そのものは楽しめますし、何より学校所授業なんてそれこそ数学よりも無意味なものですからねwww


所詮は受験に合格させるための授業ですから、公式さえ覚えればいいんだよっていう考えをもった先生も多数います。
理解させることが目的ではなく、公式を覚えさせて問題を解かせることが今の中・高教育の目的なわけです。そりゃあ、もう面白い訳がない。

数学が嫌いな人の言う、「数学」というのは、僕の考えるところの「受験数学」なわけです。
正しい数字を追い求めることが数学ではありません。法則を見い出し、この世の真理を求めるものなんです(というと言い過ぎかもしれませんが)。

決して、答えを出すことだけが数学ではないということを、理解してもらいたいものです。
(と言っても、いまの受験数学じゃ答え合わなきゃ点数ないんだけどね)