いい加減にしろと

いつまで原発が廃止できると思っているの?

とりあえず現状(2010年度にまとめたものなので2009年度のデータですが)↓

原子力発電電力量の割合、水力、火力 - エネルギー白書(2010年)
2009年度の原子力発電電力量は、我が国の総発電電力量の29.2%を占めています(第213-2-3)
水力:8.1%
石炭:24.7%
LNG(天然ガス):29.4%
石油等:7.6%
原子力:29.2%
新エネルギー等:1.1%

国の情報を信じるかどうかっていうのは人によるかもしれませんが、一応これ公式公開情報なのでこいつを前提にしますよー、と。

まあ見て欲しいのは原子力がおおよそ(事故が起きる前の)総電力の3割を担っていたということと、新エネルギー(風力・太陽光・太陽熱・地熱・揚力)等がこの時点で1パーセント程度しかないということです。
原発を廃止しようと言っている人たちは、この原子力の30分の1しか現状発電できないシステムで原子力を賄おう! なんて言ってるわけです。

どう見たってバカバカしい。足りるわけないじゃない。

もちろん、未来的には原子力を賄えるほどまで技術が向上するかもしれないが、今彼らが(ごく一部の期限を指定している人によると)2030年までとか言ってますよね。
20年で発電量が30倍にできるというのならやってみなさい。

まあ、仮に30倍になったところでこれら新エネルギたちには「その時々によって発電量が安定しない」という致命傷があるので、これを解決できない限りは(魔法で風を巻き起こすとか、雨がまったく振らないように出来るのなら別ですが)正直原子力の代わりなんて笑い話でしかない。

エネルギー効率なんて上がったところで2倍にもできないから、結局は発電機を増やすしか新エネルギの発電量を一気に増やす方法はないわけなんですが……
太陽光は膨大な土地が必要だし(すべての民家に無償で付ければ足りるかもだけど)、風力は風強すぎると折れるし弱いと回らないし(でかいやつは初動時に電気で回さないといけないんだよね)……
夢はあるけど限界も多々あるっていうのが新エネルギ系の問題点なのよね……日本じゃ地理的に難しいものもあるし。